みなさんこんにちは、こんばんは!
さて2024年前半にかけて大きく上げてきた日本株の日経平均株価。
もちろん上がり続ける可能性もあるのですが、その一方でもちろん調整局面で下落する可能性もあります。リーマンショックやコロナショックなど、〇〇ショックというものもいつかは来る可能性もあり、投資の世界にいる中ではすべての可能性を考慮しなければなりません。
でも、
と思われる方もいると思いますが、そうではありません!
もちろん下落に対応した金融商品もあるのです!
ということで今回は日本株下落時に検討したい金融商品についてご紹介していきたいと思います。
しっかり対策することによって、よりストレスの少ない資産形成を行っていきましょう!
日本株が下落した時に投資すべき金融商品は?
株式市場は常に変動し、特に日本株が下落する局面では、多くの投資家が不安を感じます。現役世代の皆さんも、資産運用のリスクをどう管理すべきか悩んでいることでしょう。そこで、株価が下落した時に注目すべき金融商品を紹介します。これらの金融商品は、リスクを分散しつつ、安定した収益を目指すための有力な手段となります。
上記は2024年までの直近5年間の日経平均株価のチャートです。見た通り右肩上がりのチャートになっています・・・が2020年の前半にはコロナショックにより大きな下落もありました。今後ももちろんどのようなショックによる下落があるかは分かりません。また、上がり過ぎによる調整売りも当然出てきます。
今回はそんな日本株下落局面には、どういう金融商品を検討すれば対応できるのか、ということをテーマに金融商品をご紹介していきたいと思います。
それではどんどんご紹介していきましょう!
1. 国債:安全資産の代表格
日本株が下落すると、多くの投資家はリスクを避けるために「安全資産」として国債に資金を移します。特に日本国債は、その信用力の高さから国内外の投資家にとって非常に魅力的な投資先となっています。国債は政府が発行するため、元本保証があり、信用リスクが極めて低いです。また、国債は固定利回りであるため、一定の収益を見込むことができます。これにより、市場が不安定な時期でも安定した収益を得ることができます。
国債は長期的な視点での投資に向いています。特に定年退職を控えた50代や60代の現役世代にとっては、資産の一部を安全資産である国債にシフトすることで、リタイア後の生活資金を安定させることができます。また、国債は比較的手軽に購入できる金融商品です。証券会社や銀行で簡単に購入できるため、投資初心者でも安心して始めることができます。少額から投資が可能なため、リスクを抑えつつ分散投資を行うことができます。
2. 逆連動型ETFとVIX指数:リスクヘッジの鉄板
株価が下落する局面では、リスクをヘッジするための金融商品として逆連動型ETFとVIX指数が注目されます。逆連動型ETF(エクスチェンジ・トレード・ファンド)は、特定の株価指数に対して逆の値動きをするように設計されています。例えば、日経平均株価が下がると、日経225ベアETFは上昇します。これにより、株価の下落による損失を補うことができます。
VIX指数(ボラティリティ・インデックス)は、一般に「恐怖指数」とも呼ばれ、市場のボラティリティ(価格変動の激しさ)を示します。株価が下落すると市場の不安が高まり、VIX指数は上昇します。VIX指数に連動するETFや先物取引も存在し、これらを利用することで株価下落時のリスクヘッジが可能です。
逆連動型ETFとVIX指数関連商品は、短期的な市場の変動に対して敏感に反応するため、迅速なリスク管理が可能です。特に、日々の株価変動に対応したいアクティブな投資家にとって有力な選択肢となります。ただし、これらの金融商品は短期的な投資手法として利用されることが多く、長期投資には向いていないことがあります。また、価格変動が激しいため、適切なリスク管理が求められます。
3. ディフェンシブ株:安定したパフォーマンスを求めて
ディフェンシブ株とは、景気の変動に影響されにくい業種の株式を指します。医薬品、食品、公共事業などが代表的なディフェンシブ株です。ディフェンシブ株は、経済の状況に関わらず一定の需要が見込めるため、株価の変動が比較的小さく安定しています。例えば、医薬品業界は景気に関係なく常に需要がありますし、食品業界も同様です。これにより、市場全体が下落しても相対的に強いパフォーマンスを示すことが多いです。
ディフェンシブ株をポートフォリオに組み込むことで、全体のリスクを低減し、安定した収益を期待できます。特に、長期的な資産形成を目指す投資家にとって、ディフェンシブ株は重要な役割を果たします。日本の代表的なディフェンシブ株には、武田薬品工業(医薬品)、味の素(食品)、東京電力(公共事業)などがあります。これらの企業は、安定した収益基盤を持ち、配当利回りも比較的高いことが多いです。
4. REIT:高配当利回りの魅力
REIT(不動産投資信託)は、不動産から得られる収益を基に運用される金融商品です。特に高配当利回りが魅力的で、株価が下落する時期でも安定した収益を期待できます。REITは、多くの投資家から集めた資金で商業ビルやオフィスビル、住宅などの不動産を購入し、その賃貸収入や売却益を分配する仕組みです。個人投資家でも少額から不動産投資ができる点が大きな魅力です。
REITは、法律により収益の大部分を投資家に配当することが義務付けられているため、他の金融商品と比べて高い配当利回りを期待できます。特に、安定したキャッシュフローを持つ不動産に投資することで、長期的な収益源を確保できます。株式市場が不安定な時期でも、不動産市場は比較的安定していることが多いため、REITはポートフォリオのリスク分散に役立ちます。また、不動産はインフレーションヘッジとしても有効です。
REITは証券取引所で株式と同じように取引されるため、流動性が高く、売買も簡単です。これにより、投資初心者でも手軽に不動産投資を始めることができます。日本の代表的なREITには、日本ビルファンド投資法人や日本リテールファンド投資法人などがあります。これらのREITは、安定した賃貸収入を基に高い配当利回りを提供しており、リスクを抑えた投資先として人気です。
5. 不動産クラウドファンディング:少額からの不動産投資
不動産クラウドファンディングは、インターネットを通じて多数の投資家から資金を集め、不動産プロジェクトに投資する手法です。少額から投資できる点が大きな魅力で、多様な投資機会を提供しています。不動産クラウドファンディングの最大のメリットは、少額から始められることです。通常の不動産投資は高額な資金が必要ですが、クラウドファンディングを利用すれば数万円から投資が可能です。これにより、投資初心者でも簡単に不動産市場に参入することができます。
不動産クラウドファンディングでは、複数のプロジェクトに分散投資ができます。これにより、一つの物件に集中して投資するリスクを軽減し、リスク分散を図ることができます。さまざまな地域や用途の不動産に投資することで、安定した収益を期待できます。不動産クラウドファンディングは、プロジェクトからの賃貸収入や売却益を配当として受け取ることができるため、安定した収益源となります。市場の変動に左右されにくい不動産投資は、長期的な資産形成に適しています。
しかし、不動産クラウドファンディングにもリスクは存在します。プロジェクトが期待通りの収益を上げない場合や、運営会社が破綻するリスクも考慮する必要があります。そのため、信頼性の高いプラットフォームを選び、プロジェクトの詳細を十分に調査することが重要です。日本では、クラウドリアルティやCRE Fundingなどのプラットフォームが人気です。これらのプラットフォームは、透明性が高く、詳細なプロジェクト情報を提供しているため、安心して投資を行うことができます。
まとめ:リスク分散で安定した投資を目指す
日本株が下落した時、リスクを分散し安定した収益を得るための金融商品として、国債、逆連動型ETF・VIX指数、ディフェンシブ株、REIT、不動産クラウドファンディングを紹介しました。それぞれの金融商品には独自の特徴とメリットがありますが、重要なのは多様な投資先に分散することです。
リスク分散は、投資ポートフォリオの安定性を高めるための基本的な戦略です。異なる金融商品に分散投資することで、一つの市場の変動に大きく影響されることを防ぎます。これにより、予期せぬ市場の変動にも柔軟に対応でき、安定した資産運用が可能になります。
投資にはリスクが伴いますが、自分に合った投資戦略を見つけることで、そのリスクを最小限に抑えることができます。今回紹介した金融商品を参考に、自分の投資目的やリスク許容度に合った投資先を選びましょう。現役世代の皆さんが、リスクを管理しながら資産を増やしていくために、この記事が役立つことを願っています。株価の下落は避けられないものですが、適切な金融商品を選び分散投資を行うことで、安定した収益を目指すことができます。ぜひ、自分に合った投資先を見つけ、長期的な資産形成を進めてください。