2020年10月1日に東証システム停止が起こりました。
こういう時こそ過去の事例を見てみましょう。
事象が起きたのは2005年11月1日です。
その時の記事を引用してきました。
2005年11月1日記事
東京証券取引所で1日、システム障害が発生し て株式や転換社債型新株予約権付社債(CB)のすべての銘柄の取引が不可能にな った。
株券売買システムで支障が生じており、午前中の取引は見送られた。
全銘柄 の売買停止は史上初。
取引停止は福岡証券取引所や札幌証券取引所にも広がってお り、株式売買が大阪証券取引所に集中するなど全国の取引所で混乱が生じている。
東証はこの日、システムトラブルで午前9時からの取引を一時停止すると発表した。
株式、CBや交換社債券の全銘柄の売買ができなくなっている。取引ができ ないのは株式で2401銘柄、CB118銘柄。取引開始時で売買ができなくなるのは、 1997年8月以来だが、この時は立ち会い銘柄の取引が可能だったため、今回のよう に売買が全面的に停止したのは初めて。
とこのようにほぼ同じ事象が発生しました。
前回の障害の原因は?
前回障害が起こった時の原因はこんな感じだったそうです。
売買システムが起動しなかった直接の原因は、取引所に参加している証券会社とその端末コードを登録した「会員情報テーブル」と呼ぶデータを読み込めなかったこと。
1日午後に開かれた東証の会見を受けた新聞など各メディアは一斉に、「10月8日から10日の3連休にシステム増強作業を実施した。
その後、毎月末に実施しているディスク上のデータ記録位置を整理する処理により、会員情報データの格納場所が移動し、読み込めなかった」と報じた。
ここまで大きく障害が起きるとすぐには復旧しそうにもないですね。
月初はシステム入れ替えのタイミング?
2005年が11月1日。
そして2020年が10月1日。
システムの入れ替えや諸々で月初に起こる可能性があるのかもしれませんね。
2012年2月2日の事例
また2012年にも下記のような事例が起きていたようです
東京証券取引所は2日、システム障害で株価や注文状況を証券会社などに配信できなくなったとして、取引開始時刻の午前9時から株式、上場投資信託(ETF)など計241銘柄の売買を停止し、午前中の取引ができなかった。
東証のシステムを利用している札幌証券取引所も全74銘柄を売買停止にした。
東証と札証は午後0時30分、午前中の売買を停止していた銘柄すべての取引を再開した。2010年1月に稼働した東証の新システムが、大規模なシステム障害を起こしたのは初めて。
ライブドアショックの時に売買停止が起きていたりと、それなりの頻度で起こりえることのようですね。
ただ最近新システム移行以後はあまり記憶にないので、朝システムが動いていない時には「また証券会社かよ!」って思ってました←すみません(笑)
回復は後場から?
上記の例で行くと、後場くらいまで回復がかかっていたそうです。
ただ、どれくらいに回復するかは分からないので、構えられる人は板を見ておきたいですね。
(事前に通告はあるとは思いますが 笑))
※10/1 正午追記
東証は終日動かないとのこと。
デジタル化への道はまだ長そうです。。
セキュリティ関連銘柄など見ておきたいですね。
空いている時間にこの日の株価を調べると対策になるかもですね♪