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会社で悪口・いじめ・誹謗中傷にあっている方への対処法 ~あなたが身に着けておきたい処世術~


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会社で悪口や誹謗中傷を言われて抱え込んでしまっていませんか?

パワハラという言葉が市民権を得てくるようになってきました。ニュースでは普通に取り上げられるようになり、週刊誌はこぞって著名人のパワハラでも見つけようものなら、マグロを釣り上げたような勝ち名乗りをあげるような雰囲気で紙面に掲載していくようになってきました。

ただ、ではそれが全国的に浸透して全くパワハラが無くなったか、と言われれば全くそんなことはありませんね。おそらくパワハラという言語化がされて、ようやく世間の認知度が広まってきただけであって、悪口・いじめ・誹謗中傷といったものは一つの"会社"といった"小さな組織単位"ではすぐに無くなるようなものではありません。

本当にこれらが無くなるとすれば、法整備がされて「会社でいじめをすれば罰金100万円」といったような刑事罰が与えられるような法律が施行されるくらいでない限りはほぼ無くならないでしょう。そしてそんなことは現実的に考えてもここ数十年にそんな変化が起こることは難しいでしょう。

しかし、それで泣き寝入りしてください、といった内容の問題ではありませんよね。

そこでこの記事では、今会社や組織の中でいじめや誹謗中傷などにあっている人たちに向けて、いかにしてその現状から逃げ出すか、という方法をお伝えしていきたいと思います。

もし仮にあなたが今そのような状況や立場にいた場合、これから挙げることは出来ることと出来ないことがあると思います。それは皆さま各自のケースに当てはめてもらいたいと思うのですが、最初にこれだけは伝えさせていただきたいと思います。

逃げることが出来ない現状は無いのです。嫌なら逃げてやり直せばいいのです。何度でもやり直しは出来ます。

 

社内での処世術

まずは会社に居続けるという選択肢を今現在持っている人向けになります。

この項目で挙げることは世間的な風潮で言うと"器が小さい"であったり"会社のためではない"などと言われてきたことかもしれません。しかし少し第3者目線にに立ってみると、会社でのパワハラなどの責任の根源はどこにあるのでしょうか?それはその企業風土を作った会社であり、それに同調して自分にひどい行為をしてきた人たちなのです。

そういう組織や人に対しては遠慮することは、この時点では必要ないでしょう。

まずはあなたが、あなた自身をどう守っていくのかということを第一に考えてきましょう。それではいってみたいと思います。

 

長い物には巻かれよう

「なんかAさん偉い人に媚を売っちゃって、うまいことやってるよな~」

なんて昭和・平成そして令和の時代になっても言われるような組織の中での処世術の典型のような言葉がありますよね。では、あなたはこの言葉を聞いたとき、Aさんに対してはどういう感情を抱きますか?

"卑怯だな~"

"ズルい人だな~"

と感じますでしょうか?

 

通常のドラマなどではきっと一番に嫌われる配役なのでしょうね(笑)

しかしあなたがもしいじめや誹謗中傷を受けることを避けたい、未然に防ぎたいと思っているのならしっかり組織の重要なキーマンと良好な関係を持ち長い物に巻かれる環境に身を置いておきましょう。

そもそも長い物には巻かれている人を、そうではない人たちは何故妬んだり陰口を言ったりしているのでしょうか?

 

それは、

そうすることによってしっかり利益を得ているからです!

 

もし組織でイニシアチブを握っている人の周りにいることが出来れば、その人が組織から外される確率はかなり下げることが出来るでしょう。そして組織の重要な情報などを他の人よりも早く聞くことが出来るかもしれません。そうすることによって、その組織に居る間はそのような情報を知らない人よりもあなたは余裕を持って仕事や行動を起こすことが出来ることでしょう。

もちろんベタベタにヨイショなどをしろ!とまでは言いません。言っている私もそんなことはしません(笑)

ただ重要なことは、まず組織に入った時にはある程度の組織の力関係を見ておきましょう。パッと全体を見ると、この人がキーマンだな、というのが何名か把握出来ることでしょう。そして、

 

その人たちに嫌われなければいい

ただそれだけです(笑)

 

完全に好まれる必要はありません。無理に急な距離感の詰め方をすれば、返って暑苦しい奴だと思われ嫌悪感を抱かれるかもしれません。変な媚び方も必要ないですね。基本普通通りにしていればいいのです。そして付かず離れずの適当な距離感を作ることが出来ればそれでOKです!

そしてある程度の時間を共に過ごしていれば、それなりの人柄も分かってくると思うので、適宜動いていけば大丈夫です。

こうすることによって、大きく組織でイヤな目に遭う確率は相当下げることが出来るはずです。

 

相手を、そして組織全体をまず観察してみましょう。

そして最初からいきなり動き出すのではなく、しっかり相手を見極めながら徐々にエンジンを上げていきましょう。

 

会社の環境整備の前に自分の環境整備を

「会社のみんながまだ残業しているのに、何であなたは早く帰ろうとしているの?」

結構この言葉に凝縮されているように思っています。

 

滅私奉公の精神が。

 

おそらく社会問題として地上波のドラマの題材にもなり、それなりの話題作にもなったのでようやく全国的な認知も進んできたように思います。

組織の為に自分を殺すということの強迫観念

 

例え組織がうまく回ってきたとしても、その時にあなた自身が心神喪失状態でいては何も意味がありません。もしあなたが会社の為になんとか頑張らなければならないと思って頑張りすぎて、その反動で今疲れているとすれば、考え方を根本的に逆転させなければなりません。

【自分の中の優先順位】

第1位:会社がうまく回ること

第2位:私のこと

   ↓ ↓  

第1位:私のこと

第2位:会社がうまく回ること

このようにしなくてはならないのです。

もちろん表立ってこの考え方を出してしまっては、組織の中で角が立ってしまうかもしれませんので表明する必要はありません。組織の全体動きを見ながら、出来る部分からひとつずつあなたが無駄だと思っていることから改善を行ったり離れたりしていきましょう。そして離れることが問題ないと感じれば、また次の事を見つけて改善やフェードアウトをしていくのです。それを続けていく中である程度経ってもしっかり組織がうまく回っていれば、あなたの負担はだいぶ軽くなっていることでしょう。

そして思わぬ副産物として、あなたの改善によりその周りの人にも良い影響を与え、延長線上には組織全体への就業環境改善へ素晴らしい貢献をしている!?ということにも繋がっていくのです。

まずはその組織に蔓延している固定観念から疑っていきましょう

 

 

特に問題無いのなら流れに逆らわない

"我関せず"なんて言葉があります。

これを聞いて、多くの人は「無気力な人」であったり、「責任感の無い人」といった感想を持ったりするのでしょうか。

 

バブルの時代から平成の時代にかけて、高田純次さんが無責任社員というような役(本人そのまま?(笑))を演じられていましたが、現代に生きる会社員もそういう部分は持っていていいと思っています。

節度を持って←※これ重要です(笑)

 

ではこの節度はどこにラインを引いておけばいいのでしょうか?

そのラインは、あなたに利害関係があるかというところで深く関わるか関わらないか、ということを判断すればよいのです。

 

上の文章で、”深く関わるか関わらないか”と書かせてもらいました。これは組織に居る人間として、もし目の前で何かが起こったときに、自分には関係が無いからと言って全く触れないでおくと、その場では何も自分に被害は無いかもしれませんが、そういう人は組織の中で信頼が失われてしまいます。そうすればあなた自身に何かトラブルが降りかかってきたときには、誰も助けてくれないという状況にもなりかねません。そうなってしまった状況は、決してあなたが組織にいて気持ち良く活動出来ている状況ではないことでしょう。

ではなく、もしあなたに利害関係が少ないトラブルが周りで発生した場合は、手を差し伸べてあげるけれども、それ以上は深入りせずというスタンスを取っていればよいのです。このことにより、あなたは"助けますよ"というアクションを起こしたことによりやる気は見せていることをアピール出来ています。そしてそれ以降のことはもしあなたに責任が無いのならば、社会人として問題を起こした当事者で責任を取っていきましょう、というニュートラルな体制を取っていればいいのです。

組織で色々なややこしいことに巻き込まれたくない方は、"程よい距離感"を見つけることが出来れば過ごしよい環境作りを進めていくことができます。

 

しっかりするべきのことをこなしておけばダメージ減

最後にアリバイ作りはしておきましょう。

ここまで述べてきたことをするために、当たり前かもしれませんが組織の中で自分がすべきことはしっかりこなしてから行動に移しましょう。

 

明らかに誰も達成できないノルマを押し付けてくるようなブラック企業のような企業は除きます。それ以外で、他の社員の7割以上がこなせているような業務があったとします。そんな業務に関してはまずあなたの努力によって乗り越えては行きましょう。

しっかりとした行動をした上で形は作っておく。その次に自分の伝えたい、行いたい主張がある場合は起こしましょう。

この記事にたどり着いた方は本当に組織の中で困っている人もいらっしゃるかもしれません。もし組織の中で7割以上がこなせていることを、全く努力しても届きそうにない、と感じているとすればそれは転職のシグナルかもしれません。少し厳しく聞こえてしまうかもしれませんが、それは決してあなたが出来ない人と言っている訳ではありません。人には個々の適性というものがあります。その適正に合っていないから現状苦しんでいるだけで、環境を変えることが出来れば水を得た魚のように、今からは考えられないほどにやりがいを感じて働くことができ、精神的にも非常に健康的な状態に回復するということは往々にしてあります。

話が少し遠回りしましたが、しっかり義務をこなす。そして主張する。この基本的なことが出来ていればどの企業でもあなたらしい働き方が出来るはずです。その事を念頭に置いて一度自分の業務を振り返ってみてはいかがでしょうか。

 

 

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