仕事の引き継ぎ
仕事の引き継ぎに関しては、正直会社・個人・業務状況と様々な要因が絡み合ってることから、あまり同じパターンっていうものが少ないと個人的には思っています。
引き継ぎはなるべく"立つ鳥跡を濁さず"の精神で行いたいものではあると思います。ただ、今この記事を見ていただいているあなたの会社への貢献度は分かりませんが、これだけは言えることがあります
「あなたが居なくても、企業は何とか回っていきます」
今相当な企業の重要なポジションを担っていて、自分が抜けるとマズくなる!と思っていても、半年もすれば大体業務は回っていくものです。一方自分の人生はあなただけのものです。基本的には誰も助けてはくれません。
なので、会社を想う気持ちは良いと思いますが、引き継ぎは自分ファーストでスケジュールを組めるようにして、なるべく迷惑をかけないような形で行っていきましょう。
引き継ぎ資料はシンプルに
相手を思って、なるべく詳しく重厚な資料を渡してあげたい気持ちもあるでしょう。しかし引き継がれる側の社員も、既に行っている別の仕事があります。そこに膨大な引き継ぎ事項が降りかかってくると、それだけでモチベーションが下がる場合があります。
参考資料としてあとで時間のある時にでも見ておいてね、という意味合いで資料を置いておくことは良いと思いますが、有限な時間の中で業務を引き継ぐ際はなるべく要点を絞って、必要な事項から引き継ぐことを心がけましょう。
その要点を把握し、引き継がれた側が基本的な業務を出来る状態まで持っていくことが出来れば、あなたが去った後に問題が起きたとしても応用を利かせて解決出来ていることが大半でしょう。
早めに、用意周到に
退職願を上長に渡し、会社へ正式に自分が退職することが伝わる前に、あなたがもうこの会社辞める!と決心した時点で、業務面で退職しやすい環境作りは進めておきましょう。
①争いごとや新プロジェクトなどからは距離を置きましょう
これまで上司からの言葉で腑に落ちず言い返していたこと。体育系な職場で、何でも手を上げた者が偉いと賞賛されていて、その環境が嫌だったことそういう会社のパワーがいることは、これからも継続して働く社員の方々にお任せするようにしていきましょう♪
なにしろあなたはもうすぐこの会社を去るのですから。
②業務情報の共有
今まで業務上自分が情報を独占してハンドリングしてきた業務がある方もいらっしゃると思います。そういうあなたしか知らない情報の存在を、引き継がれる側が退職直前ギリギリに聞いてしまうとパニックを起こしてしまう可能性があります。
なるべく気持ちの準備はさせてあげましょう(退職は悟られないように)
その為にまず、
「情報のオープン化」
会社の共有ネットワークにデータを置いておいたり、紙媒体として資料を残しておくこれが出来ていると、仮に完全に業務情報が伝わっていなくても、形として残しておくことによって、義務は果たしていると胸を張って言えるでしょう。
「業務スキルの共有化」
現在自分と同じ業務に従事している方に、何気なく今やっている仕事を共有しておきましょう。もし同じ業務をやっている人がいない場合は、おそらく自分の業務を引き継ぐ方に目星を付けて話してみましょう。
これをやっておくことによって、いざ本当に引き継ぎが行われるとなった場合も引き継がれる側に心の準備が出来ており、引き継ぎがしやすくなります。相手もそこまでの過程を鑑みて、ある程度納得して引き継ぎを受けてくれるでしょう。