小ネタ集 退職

コロナ騒動のようなイレギュラーで見える、その会社のブラック企業レベル


コロナ騒動のようなイレギュラーで見える、その会社のブラック企業レベル

みなさん、お疲れ様です!

 

さて2020年春に起こったコロナウイルス騒動。

感染リスクを防止するために、ほとんどの企業やお店が自粛に見舞われたような状態になりました。

 

このような戦後日本で経験のしたことがないような状況。

そんな状況で多くの人は冷静になれないことも多いでしょう。

 

ただ、そんなイレギュラーな状況だからこそ見えてくるものもあります。

 

その例のひとつとして、

「会社や組織の本性」

というものが見えてきたりします。

 

特にこの企業が本当はブラック企業なのではないか!?

なんていう疑念もしっかり見えてくることもあります。

 

それでは具体的な内容についてみていきましょう。

 

コロナ騒動のようなイレギュラーで見える、その会社のブラック企業レベル

コロナ騒動のようなイレギュラーで見える、その会社のブラック企業レベル

今回のコロナ騒動のような場合、どうしても出来ないことが増えてきます。

しかし、そんな中でもいかに対応可能なことを対応していくか、というところが企業や組織の本質として見えてくることがあります。

 

そしてそんなイレギュラーな時でこそ、その企業や組織のトップの本質が見えてくるというものなのです。

 

そこで今回は「良いケース」「悪いケース」という2パターンで、具体的な事象を見ていきたいと思います。

 

まずは良いケースから見ていきましょう!

良いケース

◎早い段階からテレワークに切り替え

コロナ騒動のようなイレギュラーで見える、その会社のブラック企業レベル

おそらくこういう事態が起こる前から、事前の準備などもしていた会社は早く動くことが出来たのではないでしょうか。

 

働き方改革などで、場所や時間に縛られない働き方を推奨してきた会社は、思いのほか自然に外出自粛などが行われた際にも、自然にテレワークに移行出来ていたような傾向があります。

 

また事前にテレワークなどの準備は行っていなかったものの、コロナ騒動の状況を見ながら早急に対応していった企業も非常に評価できるのではないでしょうか。

 

こういう事態が起きても、すぐに社員の健康を第一に思うこと。それがテレワークといったような危険回避の手段を取ることができる。

 

この行動自体がいかに社員のことを想って動くことが出来るかという指標になります。その行動の速さと実行力は良い企業のひとつの指標となることでしょう。

 

◎社内WEB飲み会にも補助金

コロナ騒動のようなイレギュラーで見える、その会社のブラック企業レベル

コロナ騒動の中で、新たに根付きはじめている習慣がWEB飲み会です。

直接居酒屋などで会わずに、WEB会議ツールなどを使用してオンラインで複数人と会話しながら飲み会をできるシステムです。

 

外出自粛のご時世と重なり、非常にWEB飲み会が普及してきました。

飲み会が終わったらすぐに電車移動も無くオフに切り替えられる、など実際に行ってみた人も予想以上のメリットを感じることが出来ているとの声も聞いています。

 

そんなWEB飲み会に、会社として補助金を出している企業があるそうです。

社内のコミュニケーションを円滑にするためにも非常に良い制度だと思います。

 

こういう企業の良い面は、今回に限って補助を行う、という断片的な補助だけということが少なく、それ以外にも手厚く社員思いの福利厚生を行っている企業が多い点になります。

 

どうしても企業としては、苦しい場面になると多くのものを削減しようというチカラが働いてしまいます。

 

しかし、そういう苦境だからこそそれまでと変わらない待遇を続けながら、企業を立て直していこう!という姿勢を持っている企業は今後より成長させていくことが出来る可能性が高いです。

 

そして社員側からも、それだけ自分たちを信頼してくれているといった安心感にも繋がり、今後より関係を構築していくことが出来ることでしょう。

 

◎エッセンシャルワーカーへの厚い待遇

エッセンシャルワーカーとはこのような人たちのことを指します。

「人々の生活維持に欠くことのできない仕事をしている人」を指します。
例えば、医療従事者、食品スーパー、薬局、郵便局、公共交通機関で働く人たち
警察官、消防士、ごみ収集作業で働く人たちなど、ライフラインを維持するために不可欠な仕事をしている人たちです。

今回のコロナ騒動の際には、エッセンシャルワーカーの方達の働きなくしては、どうしても日常が回らないといった状況になりました。

 

上記以外にも介護や保育に関わる方達も、間違いなくエッセンシャルワーカーの一員に含まれて来ると思います。

 

これらの職業は傾向として、日頃からの給料は安定している方が多いです。

ただその反面、あって当たり前と思われている仕事でもあり、感謝はされても実際の報酬などで還元されるということは、日本ではあまり多くないように思われます。

 

そんな風潮の中、しっかり売り上げ額だけではなく、世間的に苦しい状況の中で働いてくれた対価として、それ相応報酬を出してくれる会社は信頼できる会社として考えて良いでしょう。

 

もしかすると、通常の状態ならばボーナスを急激に上昇させるほどの売り上げの伸びでは無かったかもしれません。

そんな状況の中でも、危険を顧みずしっかり働いてくれたことに対する報酬を売上だけでは見えない部分も評価してくれている会社。

 

そういう会社は日頃からしっかり末端の社員のことも考えていてくれる傾向があります。

このような会社で働けることは、多くの社員のモチベーションになりますし、組織にとっても良い相乗効果をあげることができるというポジティブなループを作り出すことが出来るでしょう。

 

悪いケース

危険レベル1:密集を全く気にせず会議などの集まりも平気で継続している

コロナ騒動のようなイレギュラーで見える、その会社のブラック企業レベル

逆にここからは、こういう企業はしっかり見極めた方がよいのでは?という企業を挙げていきたいと思います。

 

冒頭にもお伝えしましたが、企業の本性というのは平常時ではなくコロナ騒動のようなイレギュラーの時に見え隠れすることが多いです。

 

しっかりそういうサインを、一歩引いた目線で見付けることによって、より良いあなたのキャリアを築いていく手助けとなってくれることでしょう。

 

その中で一番最初に考えられる要素として、世間の風潮から我関せずの対応を取り続けている企業です。

 

正直政府や地方自治体の命令通り、全て行うべきだという考え方は持っていません。

戦うべきときはしっかり知恵を絞りながら戦っていくべきだと思います。

 

その一方で世間の風潮を全く読まず、全くTPOに合った行動が出来ていない場合はその企業に対する評価を考え直すキッカケのひとつかもしれません。

 

コロナ騒動の中でいうと、東京都知事があれほど3密(「密閉した空間」「密集した場所」「密接した場面」)を避けることを強調して都民に呼び抱えているにも関わらず、大人数の会議を継続している。

 

これはもはや世間の空気を読み違えているといっても過言ではございません。

あまりにもこういう世間の流れと違ったことを、強引にすすめている会社の経営者は、そもそもビジネスセンスに対しても疑念を抱かざるを得ません。

 

どこが強くいくべきところで、逆にどういう場面にはしっかり引かなければならないのか。

そういう部分は今後会社を担っていくであろう人物の資質としても大きく関わってくる部分だと思っています。

 

そんな状況で冷静に判断できず、私利私欲に走る傾向がある経営者に良い未来は待っているでしょうか?

私はかなりの確率で低いもの考えております。

 

危険レベル2:不要不急の業種なのに全く政令を無視して営業継続

上記のレベル1にも繋がる部分がありますが、どんな緊急事態でもウチの企業は大丈夫だろうと高を括っているような会社がこれにあたります。

 

組織を大きくしていくためには、どんどん攻めていかなければなりません。

そしてその一方でしっかりと守っていくことも重要となります。

 

もしかすると会社や社員を守るという部分においては、しっかり守ることの重要性のウエイトが大きくなることもあるのではないでしょうか。

 

そんな難しい状況の時に、しっかりリスクヘッジが出来る人物。そういう人物が会社には必要だと考えます。

もしコロナ騒動の時に、事前に準備を行っていた場合と、何も準備をしていない場合。

この両者で冷静な判断が取れるのはどちらのでしょうか?

 

という問いがあるとすれば、答えはもちろん準備を行っていた会社ということになりますね。

もちろん対応への準備が出来ていることも評価ポイントとなるのですが、それ以上に気持ちの余裕があること。

それがその人の冷静な判断の材料になるのです。

 

会社運営は日々の選択の積み重ねが重要な要素となってきます。

そのひとつひとつの選択がすべてズレていってしまっしていないか、ということを見てみてください。

 

もしその視点を自分に持つことが出来たならば、今後その企業が向かうべき方向もおおよそで見てくるようになります。

そうすることによってあなたと会社の関係性や、あなたの今後の選択するべき道すじもおのずと見えてくることでしょう。

 

危険レベル3:テレワーク可の業種なのにまだ出勤させる

コロナ騒動のようなイレギュラーで見える、その会社のブラック企業レベル

コロナ騒動の際に、スーパーなどの小売店や、病院・介護などエッセンシャルワーカーの中でも、テレワークはどう考えても無理な方がいらっしゃったと思います。

 

そういう方に対しては、非常に感謝を伝えながらそれ以外の方はあと支えしてあげることも重要でしょう。

 

そんな状況の中でも、上記のような仕事に就いていないにも関わらず、テレワークも行おうとすれば出来るにも関わらず、一向に出勤することを是正しない会社もあります。

 

本当に無駄であるし、本来ならばすぐにでも社員の健康も考えて動くべき事象なのに動かない。

それこそ企業のトップが私利私欲のために動いている、という可能性が高くなります。

 

そういう企業の人間は、段々売り上げが下がってくると怒りっぽくなり、判断も日に日にブレてきたりしていませんか?

 

もしかするとそれが、好況の時には見ることが出来なかったその会社や、人の本来の姿かもしれません。

その時には今後あなたがその企業を判断する際の、ひとつの判断材料にしておけば良いでしょう。

 

あなたの身の回りにも思い当たる節はありましたでしょうか。

 

まとめ

コロナ騒動のようなイレギュラーで見える、その会社のブラック企業レベル

このように、良いパターンと悪いパターンのケースで見てきました。

もちろん組織の状況により、イレギュラー時に出来ることと出来ないことの差はあります。それが全てという訳でもないので個別の事案に照らし合わせて見てもらえればと思います。

 

その一方で今回この記事を見てもらい、イレギュラーの中だったから気づかなかったけど、冷静に考えてみるとあの会社そうだったのかも…なんていう気づきになっていただければ役立つことが出来たのかな、と思います。

 

人も企業も状況が良い時にはなかなか見えないものでも、状況が悪くなった時にはしっかりその人の本性は見えてくるものです。逆にこんな逆境でも冷静に判断出来ている人や組織であるならば、それがより一層の信頼に繋がることでしょう。

 

止まない雨はありません。

困難な状況に立っている時にでも、めげずに前を向いて歩いていきましょう!

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