退職

そろそろ会社を辞めるサインは見えている?気づいておきたい辞めたい時に出しているシグナルとは


 

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自分もそろそろ転職活動かな?

 

普段長く勤めている会社であればそれなりの愛着も湧き、まだまだこの人たちと仕事をしていきたいと思えればそれは良い職場ですね。一方、まだこの会社は入って1か月くらいなんだけど、もう既に辞めたい、と思うような残念な職場もあることでしょう。正直会社の立ち上げに立ち合っている、や事前に職場内で仕事していた等特別な関係性が事前にない限りは、入ってみないとその会社の良し悪しは分からないというのが実情でしょう。

では早かれ遅かれ、様々な理由で複数の会社を経験してきた人はその度に"あっ、転職しようかな"と思った瞬間があったはずです。その後転職がうまくいけば最初の転職のキッカケというのは案外ケロッと忘れているものです。

しかし!

人はそんなに簡単に性格は変わらないものです(笑)

転職はなるべく少なめの方が良い(少なくとも現状の日本国内では)、というのが結構共通認識である部分は多いと思います。転職期間中は一時的に収入が減るし、体力・精神的にも疲れるし・・。ただ人はまた繰り返します←

そこでそれなりの転職回数を経てきた経験から、一度自分を振り返ってみて”転職しよう”と最初に感じた原因というのを皆さまにお伝えしていきたいと思います。もちろん主観のみでは物足りないので同時期に転職活動をしていた人の意見も踏まえて書いていこうと思います。ホントの最初のキッカケなので、その原因で辞めた場合もあれば、辞めなかった場合もありますのでそれも加えて書いていきます。

もし今これをご覧になっている転職したいと思っている方の場合は、これを参考に今あなたが本当にこの会社を辞めるべきかの判断材料のひとつにしてもらえればと思います。もし人事関係の人がご覧になられた場合はそっとブラウザを閉じて・・じゃなくて、もし同じようなサインを感じられた場合は予防策を打つためのヒントにしてもらえればと思います。

 

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気づいておきたい辞めたい時に出しているシグナル

あれ、あの人なんか辞めそうかな?

 

と感じている時は、既に本人の中では辞める意思が固まっている時かもしれません。

 

そうなる前に知っておきたい辞めたい人が出したいサインをご紹介していきたいと思います。

 

この上司・体制の下では成長を望めない

"本音ベースの退職理由ランキング"なんていうアンケートがあればトップ3に入るのではないでしょうか。

もうこの上司の下では成長出来ない・・・と感じたこと。

もしそんな上司や組織に限界を感じ、それでももう少し頑張ろうという意思がある方には是非この記事ものぞいていって欲しいと思います。あまり良くない状況で働き続ける時の、モチベーションの保ち方を書いています。

会社辞めたいストレスを軽減
会社を辞めたいときのモチベーション管理術

考え方を変えるだけで、ストレスは軽減されます 今すぐにこの会社を辞めたい。退職日は決まったが残りの出勤が憂鬱でたまらない。今まさにそんな現状のあなたへ。 もう、その場から今日消えちゃおう!ってのも選択 ...

 

しかし、そうは言ってもなかなか一度精神的に折れてしまったものは元に戻りにくいです。自分の場合はなるべく上の記事のように物事をポジティブに捉えるようにし、会社は自分を鍛える場所であって他人は関係ないと割り切って仕事していました。そうすれば上司やその他同僚の声もそれほど気にならなくなり、モチベーションをそれなりに保つことが出来るようになりました。

ただ、そのような考え方に切り替えて勤めていても、一向に改善が見られずこの組織で居ることのモチベーションが低下しつづけてしまっているのであれば、それはあなたの転職するタイミングなのかもしれません。自分のここまでを考えてみても、一番この理由に起因した転職活動の開始が多かったです。

自分の勉強や成長のため、と割り切って仕事に励むことは非常に役に立ちます。そこで自分のために学んだことは自分のための知識であり、必ずその後のあなたのキャリアに活かされてくるので、上の記事のモチベーション維持は是非試していただきたいのですが、その意思をも凌駕する就業環境の悪さを感じているのならばそれは転職を考えるタイミングです。一日の多くの時間身を置くことになる会社の時間です。その時間が長ければ長いほど、あなたが意識しないうちにその会社の色に染まってしまいかねません。そうなる前にアクションを起こすことは決して悪いことではありません。自分にどういう影響があるかを考えて判断していきましょう。

 

事業に将来性を感じない

あなたはその会社の優秀な営業マンだったとします。その会社で売っている商品はどんな商品で、その商品は自信を持って販売できますか? と聞かれたときに即答出来るでしょうか。

もちろん入社時にある程度その会社ではどんな商品を売っていて、あなたもそれなり以上の魅力を感じてその会社に入社したことだろうと思います。そしていざ入ってみた時、外から見たその製品と会社の中から見た製品やサービスが全く違っていた・・・ということもあるのではないでしょうか。その状態のまま商品やサービスの魅力がどんどん落ちて売り上げが減っていく。そして果てはあなたの給料や雇用に関わる事態に繋がる場合もあります。

あなたの会社が扱っている商品は、その会社にいるあなたが他の人よりも良い面を知っています。そして悪い面も知っていることでしょう。その視点から同業他社と比較して明らかに劣ってしまっている。ただ、そこでただ諦めるのではなく改善の余地をきっと探すことでしょう。そして努力をしてその製品の改善に繋げることが出来たならば、素晴らしいあなたの成長とキャリアとして積みあがることでしょう。

しかし、改善の努力をしようとしても自分ではどうにも出来ない外的要因で変えることが出来ない場合もあります。その最たる例は企業の体質として変わろうとしておらず、その雰囲気は会社全体に行き渡ってしまっているような場合です。右肩下がりの企業はどうしても雰囲気が落ちてしまっています。その状況でも改善の努力をしようとしている会社ならまだ見込みがあるのですが、市場環境のせいにしたりして実際に改善のための行動をほとんど取っておらず、今後も動こうという気配すらない、という状況であるのならばそれは転職を考えるタイミングかもしれません。

 

やっていることがグレー・・・

世の中コンプライアンスという言葉が叫ばれて久しいですが、その反面今稼げている!という新しく出てきた仕事の手法、特にWeb業界などではルールスレスレの手法などもまあまああるようです。しかしこれは決して悪いことと言っている訳ではありません。今までの歴史の中でも、

”新しい手法を考える

その手法がメジャーになってくる

その中で荒い手法を行う者も出てくる

それを見てルールや法律が見直され制定される

整備されたその業界は成熟期へ

 

という流れが繁栄してきた産業の成熟化するサイクルではありました。これは正常な産業が成長していく流れではあります。

しかし、この流れの中で稼げることに味を占めた業者が、度を越えてコンプライアンスに反した行動を続ける場合もあります。それが行為がテレビニュースで報道されかなり認知されるようになったとしても、何かしら逃げ道を作り稼ぎ続けていくことも出来ることが出来る場合もあります。ではその見つからない状態で多くの給料が貰えていたとします。果たしてこの状況は良い状況なのでしょうか?

私は早くこの状況から距離を置くべきだと思います。確かに稼ぎきって次の仕事に繋げるという考え方がある人もいるでしょう。個人の考え方がある場合は特に否定はしません。それは個人の自由です。しかしここでしっかり押さえておいていただきたいのは逮捕などされた時のリスクです。もし会社の指令で行ってたといってもあなたに罪状が付いてしまうことは事実です。その罪状は消えることなくあなたの人生に付いてくるのです。その影響は次のキャリアや各種与信に引っかかってローンの条件や可否に影響が出てくる可能性すらあるのです。

もしグレーな仕事がブラックと判断されて逮捕された場合は、その会社にいる時期だけではなくその後のあなたの人生に影響を及ぼす可能性があるのです。会社は退職した後のその人の人生は補償してくれません。その場の収入に目を奪われて、あなたの人生自体を無駄にしてしまう可能性があることを頭に入れて、自分の行っている業務を振り返ってみることをオススメします。

 

悪口・罵声が飛び交っている

この会社に入る時に求人内容に「しっかり先輩が仕事をサポートしてくれます」「ノリが良い雰囲気であなたもすぐ溶け込めます」のような記載を見て入ってみた。そしたらサポートとはかけ離れた指導という名の罵声の数々。ノリが良い雰囲気というのはガッツリの体育会系のノリで、社員全員が聞いている前でも当たり前に罵声や悪口を本人に言っている、など。

もしかしたらこのような光景が当たり前の会社に今現在勤めている方もいらっしゃるかもしれません。ではその状況、"企業風土"という言葉で片づけてしまって良いのでしょうか? 決してあなたはこの会社のように人前で平気に罵声を浴びせたりはしない、と思っていても周りの環境はあなたを侵食していきます。増してや一日の多くの時間を会社という場所で過ごすのです。あなたの性格にも必ず多少なりともの影響は及ぼします。そこにいる状況があなたの人格形成にも影響してくることを考えて、そこに長く居ることを考えてみる必要があります。

 

会社の経営が危なそう・・

企業の経理部門などにいる方は、その企業の資金繰りを見ているので毎月のお金の出入りを見ることが出来ます。なので企業の健全性はすぐに分かるので判断を付けることができるでしょう。ただ、ここで指摘しておきたいのは、経理部門以外の人たちに会社の資金繰りが良くないのでは、という話が回ってきた時です。実際に自分も経験しているのですが、ここまで来てしまうと結構末期症状の場合があります。本来は漏れては困るような繊細な内容のはずが、どこからか漏れてしまっている。この状況はおそらくその状況に不満が溜まっていて、それに耐えきれず漏れてしまったというようなケースが一つとして考えられます。

そのような状況は稀です。しかし稀だからこそ会社全体にそのような話が回ってしまっていた場合は、気持ち急ぎめで転職活動に移った方が良いかもしれません。この会社を立ち上げた、この会社と心中するつもりだ、というような固い意志をお持ちの方ならばそちらで頑張り続けることもひとつではあるので否定はしません。しかしあなたにも生活があります。給料の遅配や最悪のケース未払いもありえる状況であるならば、あなた自身の生活も含めて考えるべき事項でもあります。

 

他社から条件の良い話が来ている

これはポジティブなパターンですね。なかなか名指しで他社からオファーが来るということは、それなりの実績や評判が無ければないことでしょう。そこまでのあなたの仕事が評価されたのです。喜ばしきことだと思います。その上現職以上の給与を保障させてもらうとなると心も揺らぎやすくなるものです。

あなたの人生は一度きりです。もしあなたがそのオファーを魅力的と感じるのならばアクションを起こしてみても面白いかもしれません。それまであなたと付き合いのある信頼のおける方からのオファーならば、あなたという人柄をその人は知っているわけですから、かなり魅力に感じてくれているのでしょう。同業の方からのオファーであれば、あなたの実績を聞きつけて是非欲しい!と考えたのかもしれません。是非前向きに考えてみましょう。

加えて最近は一度退職してからの出戻りも普通にあるようになってきました。あなたが他社からオファーがあるのならば、それほど現在の会社でのあなたは実績を残されているのでしょう。会社の風土や業界の慣習によって異なるので一概には言えませんが、これからは副業が一般的になってくるでしょう。それに伴い転職のハードルも下がってくることだろうと思います。優秀な人材はいくつもの肩書や会社にまたがっている人もいます。

会社はあなたがいなくなっても、そのうち普通に回るようになります。あなたが重要な役目を担っていたとしても、補うように自己再生機能が働くものです。なので心配せずにあなたのチャレンジに向き合っていきましょう。そのチャレンジが回りまわって今の会社の利益に繋がることもあるのですから。

ただし、給与の上昇で転職することは悪いことではありませんが、一度深呼吸してその転職は正しいのかを考えるくらいの余裕は持っておいて欲しいと思います。提示される給料が高いのはその企業があなたを必要とするからです。しかし一度冷静になって企業の評価等を見ながら企業分析は行っておきましょう。あなたが必要とされているということは、オファーした会社にそういう人材が足りていないという可能性が高いです。もしそれが売り上げ好調過ぎて猫の手も借りたいくらい、というのであれば問題ありません。しかし売り上げの低下で会社の魅力が低下しており、どんどん離職者が増加している中の欠員募集などであるならば、少し転職を考えた方が良いかもしれません。

人によって企業を選ぶ上での優先順位は違うと思います。給料が高いことが全てと言う考え方もありますし、自分の学びたいことが優先事項という方もいらっしゃるでしょう。人の考え方はそれぞれであって、どれも尊重されるべきだと思います。しかし給料が高くなったけれども就業環境が悪くなり、体調を崩すほどのブラック企業に勤めてしまったなんてことがあれば、元も子もありません。提示される給料が高い、にはどういう背景が考えられるか、ということは企業の情報を収集しながら注視しておくべきことでしょう。ひとつブラック企業を見極める目安として記事も書いておりますので、参考にこちらもご覧いただければと思います。

 

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独立への準備・メドが立った

これもポジティブな理由ですね。志が高くいつかは、と思っている人も多いことでしょう。そしてそれまでの準備が整いそれなりの自信を得た上で、今度は自分でやっていきたいという段階なのでしょう。もしかしたらもう今現時点でいつでも個人事業主として出来る状態かもしれません。基本的に独立というような固い意志を持った方なら、ほとんどの企業は引き止めることも少ないと思います。もう誰かの下で働こうという意思が少ないと分かるのですから。

ただ個人で仕事をしていくと、よく聞くのが"組織のありがたみが分かる"と言ったことです。社会保険料も半分払ってくれるし、何より給与という形で安定した給与が保証されている。それがどんなにありがたいことか、と。そう、組織の中で働かせてもらっている環境というのはありがたいことなのです。その会社とは今後も何かしらのやり取りがある可能性もあるのです。なので立つ鳥跡を濁さずの精神は持っておきましょう。

また組織にいるうちは組織にいるメリットも最大限に生かしましょう。組織にいるうちでしか、クレジットカードの審査や賃貸の契約も出来ない場合もあります。また会社で学べることは業務をこなしながらも吸収しておきましょう。少し企業には申し訳ないのですが、退職が決まって引き継ぎによって日に日に責任から離れていくと、時間が空いてくることと少し組織の見え方も変わってくることがあります。その時に新たな会社の良さも発見することがあり、そういう時にそのノウハウや知識を吸収するには結構最適な期間でもあります。その期間で学んだことが、あなたの独立後に組織を作ることになった場合の役に立つことだったあり得るのです。

これから組織を作っていく立場になるからこそ、組織の中にいるうちに組織を学んでおきましょう。

 

まとめ

人それぞれ退職する経緯も異なれば、今後の展望や方向性も様々なのでしょう。しかしひとつ退職の軸としてもらいたいこと、それは自分にとってどうか?ということを評価の軸に是非置いてほしいと思います。同僚との話の中で不安感を持ってきたからや、独立するといいよ!と他の人から助言をもらったから・・というような他者から言葉で動いてしまうのは、あなたにとってプラスではありません。他者きっかけではなく、しっかり自分の意思を持って自分の信じた道へ進むこと。これが出来たのであれば、しっかりと納得のできる道を進んでいくことが出来るでしょう。

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