さあ転職だ！でもどんな会社に入りたいんだろうか？
あなたはしっかりと今の会社で努力し、もう見切り時だという理由も定まって退職日も無事決まりました。さて、それまでに次の仕事先が決まっていて、あとは退職日を待つのみ、という方は現在の会社の引継ぎをしつつ、次の仕事への準備を始めていってもらえればと思います。その一方、退職すべき理由はしっかりしていて、会社との交渉の上退職日までしっかり決めることが出来ました、、しかしまだ次の仕事先が決まっていない。それどころか"次は何しようか?"と退職することが決まった時点でも考えている、というような人はいらっしゃらないでしょうか。
・・・まあそのうちの一人が、過去の私自身であったりするのですが(笑)
新卒で入ってすぐに辞めてしまった人。キャリアは重ねてきてそれなりに履歴書に書くことが出来る実績を持っている人。そんな一見全く立場が違うように見える人たちでも、この状況においては同じ悩みを抱えているのかもしれません。
「次の仕事先は何を基準に決めようか？」
「そもそも私は何をしていきたいのだろうか？」
自分自身が転職活動に入った時、何回かこの悩みを持っていて、その都度自問自答していた記憶があります。
そこでここではあなたがどんな基準で仕事先を決めていけばいいのか悩んでいる方に、大まかにはこういう考え方があるよという提示をしていきたいと思います。
そして、これらの条件を見た中でも尚悩んでしまう方へ。
ひとつのコツとして、建前は一旦捨ててしまいましょう。本音で私は仕事に対して何を求めているかという視点で条件を見ていってください。世間体を気にした職場選び、は一旦横に置いておいて、あなた自身が本当に何を欲しているのかを自己中心的に考えてみてください。そうするとあなたがどういう方向に向かっていきたいのかということが見えてくるようになるでしょう。
今回は自分の将来・チャレンジ重視編です。
自分の将来・チャレンジ重視
転職軸は"あなたが何をしていきたいか"
あなたに合う職場環境、というテーマでワークライフバランス重視・給料重視などの色々な観点で記事を書いてきているのですが、自分の将来・チャレンジ重視という方に関しては、良い意味で転職するという視点ではあまり色んな項目を考慮しなくてもいい方たちだと思っています。
このような方たちの転職軸はただ一つ、自分が何をしていきたいかという点に尽きると思います。
自分がこれから何を志していきたいのか。その為にはどういう知識やどういう経験が必要で、その知識や経験は果たしてその会社で働いていくことによって得ることが出来るのか。この点を考慮していけば自然とあなたの進むべき道が見えてくると思います。
採用面接などで「あなたは将来どういう風になっていきたいですか？」という質問はかなり多くの人から発せられることがあると思います。この質問は企業によって正解が異なる場合があります。定年退職まで長く働いてもらえる人を探している企業の面接で"3年以内に独立できるように知識を付けていきたいです"と言ってしまったらそれはその採用基準と違ってうまくいかないこともあるでしょう。もちろんその逆も同じです。ずっと定年退職する日まで企業の従業員として働くという方向性の方に関しては、その回答は企業の採用する方向性を求人情報から把握した上で、しっかり回答の対策を練っていくべきでしょう。
しかし、自分の将来・チャレンジ重視の方はそんなことは全く気にしなくてもいいのです。というよりは、「あなたは将来どういう風になっていきたいですか？」という質問に対して、企業の顔色を見て回答を変えることはしない方がいいです。
なぜならその質問の回答を就職先の企業がどう受け取るか、によってあなたとの相性を図ることが出来るからです。もしあなたが「3年後にWEBのコンサルティング分野で独立したい」という回答を全ての企業でしていったとします。もしずっと会社で雇用して我が社の軸となるコンサルタントを雇いたいと思っている企業なら不合格となることもあるでしょう。しかしそれまでに社員の独立実績があり、そういう知識の習得に前向きな社員は結果的に会社に素晴らしい利益を残してくれることを知っている企業ならば、あなたのような人材は大歓迎で採用に繋がることでしょう。そしてそういう企業とは、需要と共有が合致しているため、あなたにとっても水が合う企業の確率がかなり高くなることでしょう。
本音で言えばどの会社でも大丈夫
自分の将来・チャレンジ重視の方は非常に自分からアクションを起こしていく方が多いと思います。"転職活動"という内容でこの記事を書いているのですが、就職先に関しては、正直どの会社でも大丈夫と思っています(笑) いや少し言い方を変えましょう。どの会社でもやっていけると思っています。
会社員として働いている人の多くが、就職先を決めるにあたっての条件として給料や福利厚生であったり労働時間など、企業が提示している条件を基に就職先を検討して入社していくことがほとんどだと思います。一方、自分の将来・チャレンジ重視の方は真逆に位置しています。就職する企業の判断材料は自分の将来に必要な知識・経験など習得できると言った自分が提示している条件に合致する企業で働きたい、といった真逆の企業判断基準が存在しています。
もちろん法外な労働時間を強要したり、明らかに労働量と均等が取れていない賃金しか払われないようなブラック企業のような組織は論外です。そういう組織は前提として外します。そんな企業を除いてそれなりに組織としてき機能している場所であれば、自分がどういう存在になっていきたいかというブレない軸を持っているのであれば、どんな環境でも順応していくことが出来ることでしょう。
周りに流される必要は無し
と言ったように自分の将来・チャレンジ重視の方はあなたの軸で就職先を決定し、入社後も働いていくことが可能となってくるでしょう。そう、どんな職場環境においても周りに流される必要が無いのです。
当然組織の中で働くということになるので、場面によっては納期に追われたり、一時的に負荷が掛かってくることもあるでしょう。時にはあまり水が合わない同僚の人から横槍を入れられるようなことがあり嫌な思いをすることもあるかもしれません。その場では自分を滅して対応する必要があることもあるでしょう。
しかし自分の将来・チャレンジ重視の方とずっと組織で働いていこうと考えている方には大きな差があります。それは私が何をしていきたいかという目標があるかどうかという差になります。目標が無い方はその組織から離れてしまうと、そのあと何をしていいかということが分からない為、そうなって不安に自分が陥らないように組織の理論を自分にも、そして時には他人にも押し付けてしまっている場合があります。一方しっかり自分が何をしていきたいかという目標がある人は、何か組織の中で窮地に陥ったとしても、"私は今この目標の為に進んでいるその過程である"というしっかりとした精神的な下支えがあります。この下支えが有るか無いかの差は、思いのほか大きな心の余裕の差を生み出してきます。
その心の余裕の差は、何かあった時も自分のしっかりとした物事の判断力にも影響してきます。下支えがある方が当然正確で素早い判断を行うことができるでしょう。そしてしっかりとした自分軸の判断力がある方は、組織の中においても周りに流される必要が無いのです。
目標からの逆算を
自分の将来・チャレンジ重視の方は私に言われなくても、とっくに出来ている方が多いのかもしれませんね。目標からの逆算を。例えば「35歳までに独立する」という目標の方であれば、"28歳までにある程度の独立資金を貯める""32歳くらいまでには組織である程度の管理職に上がりマネージメントを学んでおく"というように目標までの逆算が出来ている方が理想ですね。
ただ、中々予定通りには動いているのだけれどもその通りに言っていない方もいるかもしれません。あまりうまく自分に疑心暗鬼を感じてしまっている人もいるかもしれません。しかしそういう方は全く心配する必要はありません! まず目標を持ち行動している自分を褒めてあげましょう。そして行動することを止めないことが必要です。行動を止めることは思考の停止にも繋がってきます。それはここまで積み重ねてきたものが崩れてしまう可能性があるのでそれは非常にもったいないことです。継続していれば、それまでの道と少し違った方向に向かったとしても別の道が見えてくる可能性が往々にしてあります。行動を止めてしまえばそれまでとなります。
そんな迷うような場面にも、会社という組織に居ることはメリットと働く場合があります。会社で働いている間は必ず頭は動かし行動している時間となります。もし自分を見失った時は、素直に会社の時間に身を委ねてみることも良いでしょう。そして会社で実績を収めていくと自然に自分の自信が回復してきて元の自分の目標に軌道修正することが出来る場面も往々にしてあります。
私は必ず独立するんだ！といったような自分のチャレンジへの強い意志を持ち続けることは非常に良いことです。しかし全ての人がその目標に向かって挫折無しでたどり着くことは出来ません。というより挫折無しで行ける人なんてほとんどいないのではないでしょうか。そんな挫折を乗り越えるための術は、会社という組織の中で色んな人に揉まれて学び、そこから得ていくことも多いことでしょう。あなたの軸をしっかり持っていくことは継続してきましょう。その上で道に迷った時は自分で抱え込まず周りの人の流れに沿うことも勉強となる場面もあるでしょう。そんな時の為に普段からGive & Takeの精神で周りにも良い影響を与えれる人材を目指しておきましょう。あなたから与え続けていたものは、いつかあなたが窮地に陥ったときにもきっと下支えとなってくれることでしょう。
まとめ
ココがポイント
自分の将来・チャレンジ重視の方の軸は自分が何をしたいか。それさえブレなければ道は自然に見えてきます
人生100年時代と言われるようになってきた時代です。政府から副業を推進するようにもなってきたことから、自分からチャレンジやアクションすることはより求められてくる時代になってくるのかもしれませんね。既に自分のチャレンジを軸に動いている方はそれに突き進んでいって欲しいと思います。そうでない方もこれからはそういう考え方を求められていくのかもしれませんね。
個人的な意見ではありますが、働く上では自分の将来・チャレンジ重視という考え方は非常に合理的な考えなんだろうと思っています。もちろん企業でずっと働き続けることも、それも一つの素晴らしい考え方です。同じ場所でずっと働き続けることができる継続力は素晴らしい能力であることは疑う余地もありません。一方世界のトヨタ自動車トップでさえも"終身雇用を続けることは難しいかもしれない"と言ってしまう時代になっています。企業はいざという時にあなたの全てを保障してくれることはあまり期待しない方が良いでしょう。そうなった場合に自分のことを守ることが出来るのは自分というようになってくるでしょう。そうなった時にあなたには別の道がある！となればまた動き出すことが出来ることでしょう。その為の準備は急には出来ません。事前の準備が自信を持たせ、そして次の目標に向かって足を進めさせてくれるのです。
他の誰かを幸せにするには、まず自分が幸せであることが必要です。その自分を充実させるためにはどうすればよいのか、そんな軸で考え動いてみてはどうでしょうか。
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