新卒3年以内に退職したことによるデメリットは?
新卒3年以内に辞めた人が約3分の1と言われる、昨今の新卒就業事情です。そしてこれを見ている今、新卒で入社して半年だけどもうこの会社辞めたい・・・orz なんて方も居るのではないでしょうか。
ここでは「辞めたらあなたのキャリアに傷がつく」「後に困るようになるから踏みとどまりなさい」のような一般的なデメリットではなく、新卒半年で退職してその後困ったことを実体験を交えて書いていきたいと思います。今すぐにでもこの会社辞めたい!、けどそのあとはどんな事に困るのかということを載せていきますので、参考にしていってもらえればと思います。
計画的資金繰りを
特に実家に帰る予定が無く、会社で寮や借り上げ社宅に入居していた方はお気をつけください。無職で転職活動している人で、上記のパターンに該当する方は主に下記のような支出が掛かる可能性があります。
・引っ越し費用
(友達に手伝ってもらう~10万円程度)
・新居に掛かる初期費用
(家賃の約3~4倍程度の費用)
・食費、光熱費等の生活費など・・・
不安にさせる訳ではないですが、事実としてそれなりの支出があることは覚悟しておきましょう。私のケースでは退職前は80万近くありましたが、3か月後に転職が成功して翌月の給料日前には6万円までになっておりました(笑)
就職活動、最初苦労します
皆さん予想は出来るとは思いますが、どうしても最初の転職活動は苦労します。特に短期で1社目を退職した場合は、結構苦労することが多いように思います。
自分の場合はその後4社以上転職を行っていますが、今振り返っても一番苦しかった転職が、新卒半年で退職した後の転職活動でした。
アピール出来る経験が無いこと
1社しか経験がありません。そしてその会社での経験もまだ浅いことがほとんどでしょう。その為職務経歴書に書くことがあまりありません(笑)
ですので、ある限りのことを記入し、実際に行った成果に関しては、成果の実績よりもどういう過程を経てその実行に移したのかなど、過程を示して相手にアピールすることであなたという人を指し示していくことも方法の一つではあるでしょう。
他の職歴でカバーできないこと
2回目以降の転職では既に複数社の経験があるので、前職以外の業務経歴で代用することも可能です。あなたのアピール出来る職歴は新卒1社目のみです。これは変えることのできない事実です。
ただもし学生時代にやっていたバイトに関係ある!など、学生時代の経験で志望企業に繋がることが出来る経験であれば積極的に開示してきましょう。アピールしていきましょう。
採用側の目が厳しいこと
新卒短期退職で一番言われることだと思います。では採用側がなぜ短い期間で退職したことを突いてくるのか。
それはあなたに質問する要素が少ないからです。
もちろん長く働いてもらいたい為その質問を聞くこともありますが、面接時間は有限なのです。その限られた時間で採用したいと感じている方には、そのような不毛な質問で時間を潰すことはないでしょう。要は新卒入社後間もないあなたに、面接官側も聞くことに困っているのです。
なのでその時間を面接官側に与えないだけのメリットを提示してあげましょう。応募書類の志望動機などの時点で、あなたの会社の事業に接点があることやこれまでの経験が御社に活かすことが出来ます、というような採用側へのあなたを採用する上でのメリットを先に見せてあげるのです。そうすれば採用側からの質問事項も絞れます。そしてなぜ短い期間で退職したのか、という質問に割かれる時間も限られるようになるでしょう。
ちょっと親に突かれます
これは実体験からです。親の年齢にもよると思いますが、基本的に新卒一括採用・終身雇用という固定された働き方で働くことに重きを置いている人は少なくありません。そういう親御さん方は、ようやく育児を終え、就職活動という荒波を乗り越えて立派な会社に入ったことに安心している人がほとんどです。その安心した直後に退職という事実を見せられると、瞬間的に怒りの感情が湧くことがあります。しかし安心してください。その後どこかに転職し、しっかり生活を築けるようになれば親も忘れていることでしょう。
このようにあえてデメリットという形で書かせてもらいました。これは自分の新卒退職後苦しんだことを皆さんにも味わってもらわないように、という思いからです。ただ、新卒入社から10年以上経った今言えることは、あの時動いていて良かったということです。あなたの人生はあなただけのものです。よりあなたが正しいと感じる道に、ひたすら進んで言ってもらえればと思います。
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